玄蕃之丞

信州の塩尻、桔梗ヶ原と呼ばれる土地に、はなという女の子が住んでいた。はなは家族思いの優しい女の子で、曾祖母である千代のことを特に慕っていた。 ある日、はなの村に“夏川玄左衛門一座”という旅芸人がやってくる。村人は大喝采で彼らを迎え、祝儀をはずむ。