红美与郁金香

整然と輝く鋼鉄の摩天楼、縦横無尽に交差するハイウェイ、人のサポートをするロボット達、それがクミの住む世界――そのビルの間の噴水が流れる公園がクミの遊び場だった。 豊かな草木は全て人工物であり、飛び交う蝶も流れる水もデジタル映像だったが、クミはそれを当然だと思っていた。なにしろそれしか見たことも無いのだから。